店舗開業の際に看板視点からおさえるべきデザインルール

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看板デザインルール:業種が一目見て伝わるか?

店舗の看板デザインの大原則は何をやっているのか?を一目で伝えることです。

Before店舗開業看板事例

After店舗開業看板事例

これは全ての事に優先されます。しかも「一目見て」というところがポイントです。「よく見ると」ではありません。

その前提の上でいくつかのポイントがあるのですが全業種に共通して言えることは好感できるデザインである事です。好感が得られなければ来店はしません。もっと言うと好感を得ない店舗は毎日無意識の中で生活している消費者に全く認知されません。

 

看板デザインルール:文字情報は驚くほど伝わらない

先ほど大原則である一目見て何の業種か分かるというお話をしましたが、ここで勘違いが多いのは文字情報を出しているから大丈夫というものです。文字情報で伝えていれば消費者は認知していると考えている店舗オーナーは多くの場合実際に自分のお店がどれだけ認知されていないか知ると愕然とされますがこれは事実です。

実際弊社では数々の看板事例に携わらせていただいた中でオーナーが何故これだけ大きな文字で伝えているのにこんなにも知られていないのか?と困っている場面に多数遭遇しています。

 

看板デザインルール:文字よりも感覚で消費者は業種分けしている

先ほどの問題の多くは文字で出しているからデザインは何でもいいという風にデザインタッチやカラーを軽視してしまった為に引き起っています。

文字で伝えているから読むだろう!というのは発信側の勘違いです。逆の立場になって考えてみると毎日通り過ぎる多くの店舗の情報をいちいち確認するのがいかに困難なのかがわかると思います。

無意識で通行する消費者には、○○店といえばオレンジ色の看板、●●といえば黄色のテントなどという暗黙のルールのようなものがあります。このルールを破ると先ほどのような問題になります。

例えば「蕎麦」「うどん」といえば紺色です。それが暗黙のルールとして消費者に認知されています。

例えばオレンジ色やピンク色で「蕎麦」「うどん」と書いている店舗があった場合、ほとんどの人は書いてあるのに蕎麦屋、うどん屋だという事に気が付かないでしょう。

 

看板デザインルール:奇をてらうよりも王道デザインが良い

先ほどの例を聞くと「あえてピンク色の蕎麦屋を作ったらインパクトがあっていいのではないか?」と考える人は必ずいます。

確かにどんな商売もセオリーには当てはまらない奇抜な発想で成功するケースがあります。しかし確率論で考えると奇をてらったような外観・看板をデザインしてしまうと、オープン後になかなか軌道に乗らず苦労することになります。

しかしそのように業種らしさ守ってばかりではよくある雰囲気になってしまい、埋れてしまわないか?と不安に思われるかもしれません。

例えば今回ご紹介させていただく事例では業種らしさのルールは守りつつも、ロゴマーク(キャラクター)というデザインで個性をPRしています。

Before店舗開業看板事例

After店舗開業看板事例

Before店舗開業看板事例

After店舗開業看板事例

奇をてらって個性を出すのではなく、原理原則の中でどう個性を出すのか?それが看板デザインに求められるスキルです。

 

成功事例

この記事を書いた人

株式会社サインズスクエア代表取締役の西村友宏です。デザインの力で仕事を楽しくするとビジョンを掲げて北堀江看板サイトを運営しています。600件以上の施工実績、2000件以上の現場経験より導き出した弊社オリジナルの看板理論をどうぞご覧下さい。

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