歯科看板のデザイン事例をご紹介します
Before
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“看板”というキーワードはとても曖昧な言葉です
看板と聞くと何も思い浮かべるでしょうか?
不思議なものですが看板は人によってイメージしているものが違います。
「看板作ってください」とご依頼をいただいて弊社も今年で10年になりますが、それにしても皆様イメージされているものが違います。
スタンド看板や自立式の看板はオーソドックスに皆様がイメージする看板ですが、大阪の道頓堀にあるグリコの看板を想像する人もいます。かに道楽や食い倒れ人形も看板です。駅のホームで待っている時に見かける広告も看板なのです。
「看板を出したい!」という言葉にはさまざまな解釈がある
看板は広告というイメージを抱く人が多いと思いますが、「予約してきた患者さんに分かりやすく看板を出したい!」というご相談の場合、これは広告を目的としている訳ではなく「目印」を目的としている訳です。
また病院などで「患者さんが間違った道に進んでしまうから看板を出したい!」というオファーがありますが、これは「誘導」を目的としています。
しかし「看板屋さん」には「看板」しか作れない
看板にはいろんな目的があります。
看板に求められる機能は多種多様です。
しかし看板を作っている看板業界はというと実は一部の「看板」しか作れないところが多いという事実があります。
モノづくりの業界ですからモノは作れます。いろんな素材を使ってより耐久性があり安全性の高い看板を作る技術は日々進化し研究されています。
しかし先ほどの目的からみた多種多様な“看板”に応えられるノウハウはあまりないと言っても過言ではありません。
袖看板やスタンド式看板などいわゆるパーツを作る技術は進歩しています。
しかしお客様の求める目的を解決するには「パーツ看板」を作る技術だけでは難しいのです。
目的から“看板”のテコ入れを考えると「看板」を触らないことも
当社では目的に影響を与える全てのものを“看板”と考えています。
例えばこの事例は世間でいう「看板」は触る事なく世間でいうファサード(外装)部分を重点的にテコ入れした事例です。
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私たちはまずクライアント様の本質的な目的をお伺いします。
お客様は「看板」だとおっしゃっても本質的な問題点が「看板」ではなく「外装」にあるなら外装へのテコ入れをします。
例えばこちらの歯科医院様は予約した患者さんが院を発見できず通り過ぎてしまう事を“看板”で解決したいというご相談でした。歯科医院様も当初は袖看板が小さいから通り過ぎてしまうのではないか?とお考えでしたが患者さんが通り過ぎてしまう原因は袖看板ではないと判定し原因は外装部分にあると断定しました。
Before
After
この事例ではクライアント様がセンスをお持ちでしたので、すぐに問題箇所を共有させていただき施工させていただき無事問題は解決しました。
お客様の“看板”問題を100%解決できるようになりたい
このように“看板”という昔からあるツールは時代とともに進歩していきます。
看板はいまだ建築業の下請け的体質が抜けていない為、工務店や設計士さん主導でどうやってこれを付けるか?どうすれば長持ちするか?という目的のために日夜看板を考えています。
私たちは全く違う頭脳を毎日使っています。
開業当初から徐々に専門分野を広げ外装に関わることはほぼ出来るようになりました。業界の垣根はお客様には何の関係もない事です。
弊社では今後も常に研究を重ねてお客様の目的を100%解決出来るところまで技術を向上させたいと思っています。